本の紹介ですが、あまり中学受験とは関係ない・・・とはあながち言い切れませんね。
《銃・病原菌・鉄》上・下巻 ジャレド・ダイアモンド著
今から20年以上も前の本ですが、この本のテーマはいつの時代にも普遍的なものだと思います。生物学者である筆者が、研究のために訪れたパプアニューギニアでひとつの問いを投げかけられます。
どうして同じ人なのに貧富の差があるのか?
本書は、この簡単そうに見えて答えることが大変難しい問いに、筆者による説得的な答えを用意しています。それがどういう答えなのか?思わずこの本を手に取ってしまうと思います。
副題が「1万3000年にわたる人類史の謎」とあると、わが身と関せずという思いもあるかもしれません。でも、どうして社長と自分はこんなに境遇が違うんだろう?どうして先生はあんなにひどいことを私にいえるのだろう?どうして開成中学から東大に入ることができるんだろう?こうした問いは心に抱いたこともあるかもしれません。
そんな問題に答えなんかないでしょう。そうとは限りません。是非一読してみてほしいと思います。
厚い本ですので、読みにくいかもしれません。そうした方は以下の動画で大体のあらましがわかると思いますので、よかったらご覧ください。
コメント