四科目の配分は?
中学受験においては、多くの学校が、国語・算数・理科・社会の四科目を受験科目としています。また、現在塾にお通いの皆様も上記の科目を日々学習していると思います。今回は、各御家庭がこれらの学習時間をどう配分しているかについて、経験を踏まえまして完全主観で述べてみたいと思います。
おおよそ下記の図のようになるかもしれません。
算数 | 社会 | 理科 | 国語 | ||
---|---|---|---|---|---|
60% | 15% | 15% | 10% | ||
知識 | 読解 | ||||
5% | 宿題 | 自学 | |||
4% | 1% |
課題との整合性と対応
もし、お子様の学習時間の配分が上記のようであるなら、次にすべきことは成績表の準備です。現在課題となっている科目と学習時間は比例していますでしょうか?特に国語の自学(自主学習)の時間はかなり絞られてしまうのが現状だと思います。
もし、国語の学習時間が上記の表の通りだとして、成績表をにらみ国語に問題ありとなった場合、対応は以下の2つになります。
①学習時間の大幅見直し
②単位時間当たりの学習効率の向上
対応の問題点とは?
①は、国語に学習時間を割くということです。②は学習時間は変えずに学習内容の質を高めることです。しかし、①は他教科への影響が気になりますし、②はお子様の集中力が発揮・持続出来るかが心配です。いや、それ以前に何をどうやったらいいのか?それが重大問題になります。
とはいえ、やる気次第で①は出来ないことはないと思います。模擬試験の成績のベースは知識分野の得点に支えられていることを忘れてはいけません。知識分野の学習時間すら危ういのであれば、他教科の時間を圧縮しても知識分野の時間をこしらえることには高い意義があります。是非学習計画の見直しをお勧めします。
②は実行するにはやや込み入った話を避けて通れません。なぜなら、お子様自身のやる気は数値化できずその高め方も個性に応じざるを得ないからです。また、データから弱点を把握し、それこそ個性に合わせた対策をつくらなければならないのです。もし塾の担当と気ごころが知れていれば、この点について是非相談すべきだと思います。
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